スーパーラグビー開幕! HO堀江翔太が所属する豪州の「レベルズ」とは? | ラグビージャパン365

スーパーラグビー開幕! HO堀江翔太が所属する豪州の「レベルズ」とは?

2013/02/15

文●斉藤健仁


2月15日(金)、世界最高峰の「スーパーラグビー」(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカから5クラブずつ参加するプロリーグ)の開幕戦(17時40分キックオフ)で、いきなり日本人選手がデビューしそうだ。

11月の欧州遠征でボールキャリア&ラインアウトのスローワーとして大活躍したHO堀江

11月の欧州遠征でボールキャリア&ラインアウトのスローワーとして大活躍したHO堀江

その選手は、パナソニックワイルドナイツから移籍した日本代表HOでもある堀江翔太である。彼が所属する「レベルズ」はホームで、同じくオーストラリアのチーム「ウェスタン・フォース」とホームスタジアムのAAMIパーク(@メルボルン)で対戦する。控えに入り16番を背負った堀江は、おそらく後半途中からの出場が予想されている。

堀江は昨春、日本代表を辞退し、SH田中史朗と一緒にニュージーランド(NZ)へと渡り、ともに州代表選手権である「ITMカップ」でオタゴ州代表としてプレーし、田中がNZのハイランダーズと契約した一方で、堀江は日本人FWとして初めてオーストラリア・メルボルンを本拠地とするレベルズでプレーすることが決まった

レベルズはオーストラリア東南部にある国内第2の都市メルボルンを本拠地とし、2010年に新しく誕生したクラブだ。レベルズ(Rebels)というクラブ名は、グラウンドの外でも中でも「Respect(敬意), Excellence(優秀性), Balance(調和), Ethos(気品) and Leadership(リーダーシップ)」を持ってほしいという願いを込められて、各単語の頭文字を集めた。

レベルズは新しいチームであるため一昨年シーズンは最下位、昨シーズンはオーストラリア・カンファレンス4位&全体で13位だった。ただ特別に外国人枠は10人(他のチームは2人)で、外国人選手としては堀江だけでなくウェールズ代表経験のあるキャプテンのFLギャレス・デレヴなどが在籍し、さらにオーストラリア代表のFL/NO8スコット・ヒギンボッサムSO/FBジェームズ・オコーナー、SO/FBカートリー・ビールなどビッグネームも揃い、今シーズンは飛躍が期待される。

開幕戦でSOのポジションに入ったのは豪州代表ビールだった

開幕戦でSOのポジションに入ったのは豪州代表ビールだった

またヘッドコーチ(HC)は、サントリーで過去3年間コーチを務めたダミアン・ヒルで、九州電力でプレーしたナイサン・グレイと、ワールドでプレーしたマット・コベーンの元ワラビーズの2人がアシスタントコーチを務めるなど日本ラグビーを理解しているコーチ陣は堀江にとっては心強い限りだ。ヒルHCは「日本人すべての勤勉さは世界的最高水準。そういった日本の文化や価値を持ち、向上心を持っている彼の存在はレベルズにとって良い影響を与えることでしょう。レベルズはどのポジションでも競争が激しく、フッカーもそうです」と堀江のプレーはもちろんのこと、姿勢や態度にも期待を寄せている。

スーパーラグビーで最年少出場記録を持つ豪州代表BKオコーナー。甘いマスクで人気も高い

スーパーラグビーで最年少出場記録を持つ豪州代表BKオコーナー。甘いマスクで人気も高い

2月15日(金)の開幕戦、堀江はスタメンこそジェド・ロビンソンに譲ったものの、U20アイルランド代表のトム・セクストン、育成枠のNZ人のパトリック・レアファを抑えてメンバー入り。レベルズとの契約直後「大学を卒業して5年、ずっとスーパーラグビーを目指してやってきたので、有言実行できました。スーパーラグビーでプレーできて幸せだと思います。パナソニックの関係者など多くの人がサポートしてくれたおかげで快く行かせてもらえます。やっと夢がかなって嬉しい!」と語っていた堀江が、開幕戦でいきなり日本人初のスーパラグビープレイヤーとなって、その後はスタメンを確保し、チーム初のプレーオフ進出に貢献できるか。

 

レベルズの試合日程

2月15日 レベルズ対フォース(AAMI パーク@メルボルン、豪州)
2月22日 レベルズ対ブランビーズ (AAMI パーク@メルボルン、豪州)
3月1日 ワラタス対レベルズ (アリアンツ・スタジアム@シドニー、豪州)
3月8日 レベルズ対レッズ(AAMI パーク@メルボルン、豪州)
3月24日 シャークス対レベルズ (キングス・パーク・スタジアム@ダーバン、南ア)
3月31日 チータース対レベルズ(フリーステート・ラグビー・スタジアム@ブルームフォンテーン、南ア)
4月6日 フォース対レベルズ (nib スタジアム@パース、豪州)
4月13日 レベルズ対サザン・キングス(AAMI パーク@メルボルン、豪州)
4月28日 クルセイダーズ対レベルズ (AMI スタジアム@クライストチャーチ、NZ)
5月3日 レベルズ対チーフス (AAMI パーク@メルボルン、豪州) 
5月11日 ブルース対レベルズ(イーデン・パーク@オークランド、NZ)
5月17日 レベルズ対ストーマーズ(AAMIパーク@メルボルン、豪州)
5月24日 レベルズ対ワラタス (AAMI パーク@メルボルン、豪州)
7月1日 レッズ対レベルズ(サンコープ・スタジアム@ブリスベン、豪州)
7月7日 ブランビーズ対レベルズ(キャンベラ・スタジアム@キャンベラ、豪州)
7月12日 レベルズ対ハイランダーズ (AAMI パーク@メルボルン、豪州)

※オーストラリアの他4チームとはH&Aで対戦、他の国のチームとはホームで2試合、アウェイで2試合対戦し、18週に渡って合計16試合を対戦する(レベルズは今シーズン、NZのハリケーンズ、南アのブルズとは対戦しない)。リーグ戦終了後の7月19日から、各カンファレンス1位と、残りの12チーム中の上位3チーム(4位~6位扱い)の合計6チームが参加するプレーオフが行われ、8月3日の決勝で優勝が決まる。




斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。プロフィールページへ


 

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ